ウーマンパワーと国の成長

日本人として、日本の少子化現象に対して非常に悲しく思います。イスラエルでの長い生活で、この国のさまざまな違いについて考えました。

30年以上にわたり、私はイスラエルに住み、多くの子供たちの元気な声を聞きこの国活の気ある人口増加を見ています。イスラエルのような小国が日本に提案できる事はあるでしょうか?

イスラエルの街を歩いていると、たくさんのベビーカーと子供たちを見かけます。この国の家族あたりの平均子供数は約3人で、父親が子供の世話をしているのもよく見かけます。幸せな光景だと思いますし、その中心にあるのはイスラエルの女性の状況です。

ここでは女性は男性は平等であり、どこでも発言が可能です。議会には多くの女性議員がいます。「働く母親」の概念は大いに受け入れられ、多くの女性は午前8時から午後3時ぐらいまで働き、生活を安定させられるようになっています。

この国の保育システムは非常に発達しており、多くの保育園や幼稚園があります。政府は、育児のための財政支援を提供しています。ベビーシッター(子守りさん)は頻繁に使用されていますし、若い夫婦はこれで安心して働けます。そしてベービーシッターはこの仕事でお金を稼ぐことができます。

イスラエルでは、日本とは異なり、女性が家族かキャリアかを選択する義務はありません。彼らは両方を持つことができます。もちろん祖父母や家族が育児の仕事を助けることもあります。

国の成長は「女性の力」に非常に関係していると思います。女性は次世代の源であり再生者です。女性を支援することが鍵です。そうすれば、家族を持つことが大きな経済的問題ではなくなりますし、キャリアを持つことと子供を持つことのバランスが可能であれば、これにより家族の幸せを築くでしょう。

子供の笑い声は、最も大切で幸せな声ではありませんか?

 クニコ